四十肩・五十肩
四十肩、五十肩とは日常会話で使われる「俗称」という位置づけであり、正しくは”肩関節周囲炎”、”癒着性肩関節包炎”といわれています
名前の通り、肩関節周囲の組織(筋肉、靭帯)の炎症や肩関節を包む膜に炎症が起こることを指します。
症状は次のような経過を辿ることが多いです。
- ① とにかく肩を動かすと痛い、夜中寝ている時にズキズキ痛む(炎症期)
- ② 腕を背中に回そうとしたり、上げたりすると硬くて動かせない(拘縮期)
- ③ 痛みも可動域制限も徐々に緩和してくる(回復期)
四十肩、五十肩の原因
明確な原因があるわけではありませんが、肩の関節は人の関節の中で最も多くの可動域を有します。それはつまり関節自体が浅いことを意味します。この関節の不安定さが周りの組織を過剰に働かせることによって”使いすぎ”による炎症が起こってしまいます。
もう一つは、肩甲骨が正しい位置にない状態によるものです。つまり、悪い姿勢の状態で肩を動かしていることにあります。肩関節というのは肩甲骨と上腕骨からなる関節であり、肩甲骨のポジションによっては関節にかかってくる負担も大きく変わってきてしまうのです。
当院の施術方法
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●痛みの除去
ハイボルトと呼ばれる電気刺激で、五十肩・四十肩によって生じている痛みを取り除きます。ハイボルトでは筋肉の固さや、痛みを発生させている神経を特定するため、早期の改善が期待できます。
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●骨格の矯正
肩甲骨のゆがみが原因となって発生している場合、当院独自の姿勢矯正プログラムで矯正を行っていきます。痛みの少ないボキボキしないソフトな矯正となっておりますので、安心して受けて頂けます。
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●肩関節およびその周囲の筋運動
症状が緩和しても肩関節の可動域が小さくなることが多いです。そのため、肩の筋肉の運動やエクササイズを行っていきます。また、肩甲骨のゆがみが原因で矯正した場合は、その骨格を維持するためには筋力強化が必要です。骨格を支える筋肉を鍛えることで将来の再発予防を行うことができます。
その他、五十肩・四十肩やそれによって生じる痛みの改善に向けての生活指導も行っております。
五十肩・四十肩は、症状が緩和しても放置してしまうと可動域が小さくなってしまいます。時間が経つほど、慢性化してしまうため、改善まで時間がかかることが多いです。
お身体に対して不安なところがありましたら、ぜひ一度、ご相談ください。